すべてを守れない鍵
多くのメッセージサービスがエンドツーエンド暗号化を宣伝している。そしてそれは事実だ。メッセージの内容は暗号化されて送られる。転送中にテキストを読める人はいない。そこまでは正しい。
しかし内容は物語の一部にすぎない。誰もあなたが何を言っているか読めなくても、サービスは他のことを知っている。誰と話しているか、何時に、どのくらいの頻度で、どの場所から、どのデバイスで、何通送って何通受け取ったか。これをメタデータと呼ぶ。メタデータはメッセージ自体とほぼ同じくらい多くのことを語る。
メタデータが語ること
メッセージを読まなくても多くのことがわかる。誰かが毎週火曜日の午前9時に腫瘍専門医に電話していれば、会話を聞かなくても何が起きているか察しがつく。二人が毎日100通のメッセージをやり取りし、突然やめたら、一通も読まなくても何が起きたか直感でわかる。
メタデータは行動パターンを明らかにする。誰が誰と関わっているか。各人のスケジュール。いつ起きているか、いつ寝ているか、いつ旅行しているか。メタデータを収集するサーバーは、あなたが書いた一言も読むことなく、あなたの生活の詳細なプロフィールを構築できる。
私たちのサーバーが知っていること
Solo2では、サーバーはあなたが存在することを知っている。ユーザー名と接続に必要な情報を持っている。それだけだ。誰と話しているか知らない。トンネルがいくつあるか知らない。何通送って何通受け取ったか知らない。スケジュールも位置情報も知らない。
見ないと約束しているのではない。情報がそこにないのだ。メッセージはデバイス間で直接やり取りされる。ユーザー間の接続はそれぞれのローカル金庫の中で管理される。サーバーは会話に参加しない。二つのデバイスが出会うのを手助けするだけで、接続されたら退く。
あなたの連絡先リスト
多くのメッセージサービスは登録時に連絡先へのアクセスを求める。すべての電話番号をサーバーにアップロードし、誰がそのサービスを使っているかを表示する。その瞬間から、一通のメッセージも送っていなくても、企業はあなたの人間関係の完全な地図を手にする。
Solo2は電話番号も、メールも、連絡先へのアクセスも求めない。あなたの連絡先が誰かも知らない。トンネルはリンクコードを相手と直接共有することで作られ、サーバーはどちらの端に誰がいるか知らない。
暗号化とプライベートであることの違い
暗号化は内容を保護すること。プライベートであるとは、必要のないものを収集しないこと。それは別のことだ。サービスはすべてのメッセージを暗号化しながら、メタデータを通じてあなたについてすべてを知ることができる。完全に両立する。
Solo2は内容を暗号化し、さらにメタデータを収集しない。より善い人間だからではなく、システムがそれを必要としないよう設計されているからだ。メッセージがデバイスからデバイスへ直接送られるとき、誰が誰と話しているか記録できるサーバーは中間に存在しない。
プライバシーはメッセージを暗号化するだけではない。自分のものでないものを収集しないことだ。Solo2では、会話はあなたのもの。内容も、メタデータも、会話の存在そのものも。